法人が脆弱性診断で分かる適切な対策とは

  • メールボタン
03-6311-6600
お問い合わせボタン
コラム
dit security

法人が脆弱性診断で分かる適切な対策とは

問題のある場所を探そう


脆弱性診断を受けようと考えている法人もあるのではないでしょうか。
これを受けることによって適切な対策が何かを知ることができます。
適切な対策をしないとWEBサイトなどが外部から狙われる危険性があるため、法人にとって脆弱性診断を受けることはとても重要です。
実施する前に脆弱性が高い場合には、どのような被害を受けるのか知っておきましょう。
一つは経済的損失です。
WEBサイトなどが悪用され、個人情報が流出すると損害賠償や、解決するための費用が発生します。
経済的損失が数億円に上ることもあるため、法人にとっては大きな被害を受けることになるのです。
法的な要求を受けることもあります。
WEBサイトの安全対策を要求する法律に個人情報の保護に関する法律というものが規定されており、個人情報を取り扱う事業者が講じるべき安全管理措置を取らなければなりません。
また、悪用されると情報が改ざんされて利用者のパソコンにマルウェアを感染させたり、不正メールが勝手に送信されたりするなど、悪意がなくても法人側が加害者となるケースがあります。
一度のトラブルで企業の信頼を大きく損なうため、脆弱性診断を行って問題のある箇所があれば適切な対策をすることが大切です。

テストをしないまま公開するのは危険


WEBサイトなどを作った時に、対策をしているからといって安心している法人もあるのではないでしょうか。
エンジニアが開発をしてセキュリティ要件を決め実施しても、テストをしないままWEB上に公開するのは安全ではありません。
中には、一見重要ではなさそうなエラー表示にも深刻な問題が潜んでいる可能性があります。
また、個人情報を扱うページには問題がなくても、データベースが攻撃されて機密情報などが盗まれるかもしれません。
膨大なページ数のサイトは全てテストすることは難しいですが、脆弱性ごとに生じやすい箇所をピックアップして診断対象を絞り込むのも一つの方法です。
まだテストを実施していない法人は早急に取り組み、どのような危険があるのかを把握し、しっかり改善していきましょう。