脆弱性診断で防げる被害の実例とは

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コラム
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脆弱性診断で防げる被害の実例とは

世界的な問題に発展した実例

世界的な問題に発展した実例

これまで脆弱性診断を受けたことがない企業は、重要さや効果がわからないこともあるのではないでしょうか。
近年、ソフトやアプリケーション、WEBサイトなどを攻撃する犯罪が増えてきました。
攻撃をされても対策を行っていれば被害を受けることはありませんが、対策が不十分で被害を受けた実例があります。
その実例を知ると、脆弱性診断の大切さもわかるでしょう。
2017年5月に発生したランサムウェアは、被害が世界規模に拡大したという実例があります。
Microsoft Windowsにあった脆弱性を悪用した攻撃で、自分のファイルが勝手に暗号化されたという事件です。
被害者は暗号化を解くことを引き換えに仮想通貨で身代金を要求されるなど、金銭問題にも発展した悪質な事件でした。
初めから脆弱性診断を行い弱点を見つけ対策をしていれば、世界的に影響を与えるほどの大きな事件にはならなかったでしょう。

セキュリティの強化はとても重要

セキュリティの強化はとても重要

WPA2というWi-Fiの暗号化プロトコルに問題があったことが報道され、KRACKによって通信内容を盗み見たり、乗っ取られる可能性があると警告されたというケースもあります。
一度、問題がなかったから大丈夫というわけではなく、常に新しい問題が見つかります。
弱点はすぐに狙われるため、気を抜くことはできません。
なぜ、このような弱点が生まれるかというと、設計の段階で欠陥があったり、開発者がミスをするだけでなく、意図的に入れられることもあるのです。
また、予算の問題でセキュリティの強化が後回しにしているところもあります。
システム開発も簡単なものではなく、技術が追いついていないという事情もあります。
人の手で作られるものには完璧はありません。
攻撃するのも人間であるため、攻撃する側と対策をする側のいたちごっこが続いているのが現状です。
セキュリティを強化するためには、どこに弱点があるのかを知らなければ効果的な対策も行うことができないため、まずはチェックすることから始めましょう。 アップデートをして最新の状態に保っておくことも大切です。