脆弱性診断におけるソースコード診断とは

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脆弱性診断におけるソースコード診断とは

ソースコード診断の特徴

ソースコード診断の特徴

脆弱性診断には様々な方法があり、その一つにソースコード診断というものがあります。
ソースコードとはシステムやアプリを動かすプログラムのことを言い、それを解析してバグを検出するのがソースコード診断です。
この診断はソースコードを開示して行うためホワイトボックステストと呼ばれています。
逆にソースコードを開示せずにシステムの外部から診断をする方法をブラックボックステストと呼びますが、ソースコード診断はブラックボックステストでは発見が困難な脆弱性を検出できるのがメリットです。
主に検出できるものは、使っていないコード、ログの改ざん、ログファイル、エラーへの機密情報の出力などです。
開発段階から実施できる脆弱性診断のため、結果が出てから修正することができます。
リリース前に攻撃される可能性のある穴を発見し、適切に対策することで信頼性の高いシステムの開発ができ、前の工程に戻る回数も減ってスムーズに進められるといった点もメリットです。

効率的に検出するためには

効率的に検出するためには

ソースコード診断は無料で行えるツールや、セキュリティ対策ソフトウェアの開発、提供している事業者のサービスを利用するのが一般的ですが、精度を求めるのであれば有料のサービスを選ぶようにしましょう。
また、自動診断と手動診断がありますが、効率的に検出できるのは自動診断です。
手動は人間の判断が必要となる脆弱性を発見することができ、手動だけで行う場合もありますが、基本的には自動と組み合わせて精度を上げていきます。
できるだけお金をかけたくないかもしれませんが、情報漏洩などの事件が発生したときの損害は大きいものです。
金銭的な損害だけでなく、会社の信用も失います。
これまで築き上げてきたものを失うことがないように、費用がかかっても必要な脆弱性診断を行うことが大切です。
しかし、どの診断方法が必要なのか迷うこともあるのではないでしょうか。
いくつかある脆弱性診断の方法に迷った時は、目的を明確にした上で判断するとミスを防ぐことができます。
場合によっては、いくつかの方法を組み合わせるケースもあるため、専門業者に相談しながら最適な診断を行いましょう。