ウェブアプリケーションの脆弱性診断とは

なぜウェブアプリケーションに診断は必要?

ウェブアプリケーションを運用している企業は、脆弱性診断を行いましょう。
脆弱性診断が必要だとされている理由は、ウェブアプリケーションへの攻撃が多くなっているからです。
脆弱性診断で弱点を見つけ、適切な方法で対策をしていれば大きなトラブルに発展することはありませんが、何もせずに運用を続けていると情報漏洩やデータの改ざんなどといった問題に発展する恐れがあります。
クレジットカードや住所、電話番号などの顧客情報が外部に漏れなくても、攻撃を受けたということがわかれば企業への信頼がなくなり、利用したいと思わなくなってしまいます。
取引先からの信頼も失います。
被害を受ける前にウェブアプリケーションの弱点を見つけ、セキュリティ対策をしましょう。

狙われやすい部分とは

ウェブアプリケーションの脆弱性診断は、システムを作る時に起きたミスなどを発見することができます。
ログイン項目、検索プログラムなどに使われることの多いSQLインジェクションは、文構成が複雑でミスが起こりやすく、重要な部分なためハッカーから狙われやすい傾向にあります。
SQLインジェクションが攻撃されると、メールアドレスやカード情報、住所などの顧客データが外部に漏れる恐れがあるため、侵入を防ぐためにも脆弱性診断が欠かせないのです。
脆弱性診断によって弱点を埋めることができれば、不正アクセスなども生じにくくなります。
不正アクセスは、本人とは異なるユーザーになりすまし、勝手に商品やサービスを購入するなど物的な被害を受けやすいです。
また、ハッカーがシステムを書き換えてシステムダウンしたという事件も実際に起きています。
システムダウンにより機能が動かなくなると販売システムや管理システムも動かなくなり、ウェブアプリケーションとしての役割が果たせません。
このように弱点があることで様々なトラブルを引き起こす恐れがあるため、セキュリティの強化はコストがかかっても力を入れるべき重要な対策です。
自社は大丈夫だと安心せずに一度診断を受けてみてはいかがでしょうか。
診断方法によって時間や費用もそれぞれ異なります。
業者に相談しながら適切な診断方法を検討していきましょう。